ネットオークション出品時に盗品と思われないために。

自転車を趣味にしていると、余ったパーツや車体の処分に困ることがあります。
そこで考えたいのが中古品としてネットオークションに出品すること。

しかし昨今は盗品の販売が横行しているとも言われています。自転車はパーツレベルになってしまうと誰のものだったかわかりませんからね。

私も過去何度かネットオークションを利用したことがありますが、その際に考えた、ネットオークションで信用度を高める方法を書いておきます。


自転車を趣味にしている人は、一度は必ず「パーツ交換したい病」に陥ったことがあると思います。

「長さの違うステムを試したい」
「このサドルのほうが自分に合っているのでは？」
「カラーコーディネートを一新したい」

なんて考えに取りつかれて、まだ使えるにも関わらずパーツを交換してしまいます。そして古いパーツを眺めながら「どうしよう・・」と悩む。
「また使うかも」「いつか友人にあげよう」なんて思いながら、結局そのまましまいこんでいる物、ありませんか？

そこで提案！どうせ眠らせているだけならば、思い切ってネットオークションで処分してしまいましょう。断捨離に聖域なし！

いざ、ネットオークション！

ネットオークション、便利ですね。思わぬ高値で売れることもありますし、それを新たな自転車趣味への資金に回すこともできます。

しかし昨今のネットオークションは盗品の販売も横行しているそうです。全く迷惑な話ですし、根絶してほしいものです。

私も何度かネットオークションに出品したことがあるのですが、盗品と疑われるのは心外ですし、安心して落札してもらいたいと考えたので、少しでも安心度を高めるためにいくつかの工夫をしていました。それらを紹介したいと思います。

まずは基本の商品説明

商品説明の基本として、下記内容を記載する必要があります。これは自転車用品に限らずネットオークションの基礎なので、この部分は怠ってはいけません。

• 商品名（ものによっては型番も）
• 写真
• 購入時期
• 使用期間
• 新品か中古なのか
• キズや汚れの具合

こんなところですかね。

防犯登録をしておいて、登録控えも手元に残しておく。

自転車本体やフレームを出品する際に有効です。盗品の場合、登録の控えまでは盗んでいないでしょうから、ステッカーの登録ナンバーと登録証のナンバーが一致していれば、本人のものだと信用される度合いが高まります。ステッカーと登録証を同時に撮影した写真を掲載するとよいでしょう。

自転車防犯登録の控え

ちなみに落札者が新たに防犯登録をする際、出品者は譲渡証明書を提供する必要があります。譲渡証明書の書式は自由のようですが、参考に神奈川県の譲渡証明書サンプルをリンクしておきます。

購入時のレシートや保証書、付属品を保存しておく

自転車本体だけでなく、パーツを出品する際にも有効です。レシートに製品名が書いてあったり保証書があれば、それを自身で購入したと証明できますからね。 特に新品未使用の場合はレシートのほかに箱や説明書もあるとよいですね。

中古品は使用時の写真をたくさん撮っておく

盗品が出品される際、使用時の写真はあまりないと思いますが、あたかも自分が使っているかのような写真を作り出す狡猾な盗人もいるかもしれません。

それらと少しでも区別できるよう、複数の場所、時間帯、季節などで写真を撮っておくことをお勧めします。普段から手放すことを考えて写真を撮ることになりますから、ちょっと面倒ではありますけどね・・。

なおネットオークションで提示できる写真の数は限りがあると思いますので、複数の写真を組み合わせて一つの写真ファイルにしてしまえば、1枚でたくさんのシーンで使われていたことを証明できます。

手放す理由をしっかり記載する

なぜそれを手放すのかしっかり記載すると、信用度が高まります。
「体にフィットしなかったので別の物を買いなおした」「思ったより使う頻度が少なかった」など、 正直に記載しておきましょう。

おまけ：過去の取引で信頼度を高める

自転車と全く関係のない出品を過去にしている場合、誠実な取引をすれば評価が上がります。それらをもとに「信頼できる出品者だな」と思ってもらえるとよいです。

まとめ

残念なことに「これをすれば絶対大丈夫」という方法はありません。出品者としては、落札者が少しでも安心して取引できるよう、できる限りの努力をするしかないでしょう。

逆の見方をすれば、もしネットオークションで落札者側になった場合、これらの努力をしている出品者は大丈夫と思ってもよいのではないでしょうか？