私は神奈川県にいて人的・物的な被害は皆無でしたが、高層ビルの中で長い間揺らされていたこと、そして交通機関や生活インフラの麻痺を経験し、防災意識が否応にも高まりました。
そこで今回は私の防災への備えについて書きたいと思います。
備え1:持ち歩くもの
まずファーストエイドキットを持ち歩くようになりました。
元々マウンテンバイクや登山時の携行品として準備していたのですが、極力日常生活でも持ち歩くようにしています。
中身は、筆記具、バンドエイド、包帯、テーピング用テープ、消毒液つきガーゼ、ミニツールナイフです。
しかし日常生活で使ったことはほぼありません。最近は持ち歩く頻度が減ってきたので注意しないと・・。
自作のファーストエイドキット |
そしてライトも持ち歩いています。自転車乗りに人気の「Gentos 閃」を持ち歩くようにしています。普段から自転車に取り付けているので、それを外して持ち歩くだけです。
あの3月11日の夜、神奈川の一部では停電がありました。その中を歩いて家まで向かっていたのですが、完全な暗闇とはいかないまでもやっぱり暗かったです。
GENTOSサイトより引用 |
備え2:非常用備蓄
キャンプ道具の道具はほぼ一式そのまま使えます。特に寝袋やテントは重要です。
その他にはろうそくや紐、ビニール袋等を用意して玄関に保管しています。
非常用の水や食料も備蓄するようになりました。そして毎月11日を我が家の防災の日と定め、定期的に点検するようにしています。
当初は非常用食料も非常用セットの中に入れていましたが、最近は普段用の食料と一緒に保管するようになりました。そのほうが消費期限を見逃しにくいので、良いようです。
備え3:日頃の運動
3月11日のあの日、会社にいたのですが交通マヒで電車が動かなくなったので、家まで歩こうと決めました。同じ方向の同僚数人と2時間以上歩き、結局は途中でタクシーを拾って帰り着いたのですが、仮にタクシーがなくても家までたどり着く体力はあったと思います。トレッキングの経験から、何時間くらいは連続で歩けるかはある程度想像できていました。
翌週の月曜日も交通マヒは収まっていなかったので、会社まで自転車で行きました。片道約2時間半の道のりです。(仕事をしに行くというより忘れ物を取りに行く目的でしたが・・。)
これも遠いと言えば遠いですが、不可能ではない距離だと判断しての行動です。
やっぱりいざという時に体力がなければ動けません。実際に一緒に歩いていた同僚は途中でかなり疲労を感じていたようです。
今も自転車は楽しんでいますし、ここ数年はプールで泳ぐようにもなりました。
なんだか取り留めのない文章になってしまいましたが、毎年この時期になると、あの時自分は何をしていたか思い出します。これほど記憶に残っている一日は他にないかもしれません。
いつ、どこでくるかわからない災害ですが、あらためて防災意識を高めないといけないですね。
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