ふるさと納税、そろそろ制度見直しに本格着手でしょうかね?
日経新聞 3月24日
ふるさと納税、返礼上限3割に 総務省要請へ
総務省はふるさと納税の返礼品の価格について、寄付額の3割までに抑えるよう全国の地方自治体に要請する。自治体が寄付金を集めるために高額すぎる返礼品を競って導入しているため。返礼品の金額の目安を設けるのは初めてで、寄付の多くを自治体の手元に残して地域活性化の原資に充ててもらう。
日経新聞 3月13日
ふるさと納税「本来の趣旨逸脱」 東京23区長が見直し要望
東京23区の区長でつくる特別区長会は13日、急拡大するふるさと納税の制度見直しを求める要望書を総務省に提出した。過剰な返礼品目的の寄付が増え、愛着のある自治体を応援するといった「本来の制度の趣旨から逸脱している」と指摘。税収減の影響が広がり「このままでは公共サービスの持続に支障をきたす」と懸念を示した。
2016年度の特別区民税の減収額の合計は129億円と前年度の5.4倍に膨らんだ。要望書によると、100人規模の区立保育所109カ所分の年間運営費に相当する。ふるさと納税制度の趣旨に賛同する一方、返礼品には制限を設けるべきだとの意見も出ていると付け加えた。
以前から思っていたんですけれど、ふるさと納税の返礼制度って、結局稼ぎのいい人を優遇することになっちゃうんですよね。
高い税金を納められるほど収入のある人に対してより多くの返礼が行くような仕組みになっているので、お金持ちはそれだけ支出をセーブできることになるんですよね。
まあ、所得の再分配も大事ですけど、それだけ高い税金を納めてるんだから、少しくらいお得な制度があってもいいじゃないか、という気がしなくもないですが・・。高い税金納めても行政サービスは変わらないですし。
ふるさと納税制度自体はわからなくもないのですが、行き過ぎた返礼制度は破たんするだろうな~、と思っていました。今後は少しずつ縮小していくのかな?
もちろん私個人としては、家計防衛策としてそこそこに利用させてもらいますけどね~。
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