この本は全部で6巻あります。とりあえず前編の3巻だけ読み終わりました。
今年に入ってから「名前は知っているけれど読んだことのない有名海外小説を読もう」キャンペーンを個人的に実施しており、「ゴリオ爺さん」「レ・ミゼラブル」「赤と黒」に続く4作目になります。
今のところの要旨としては、騎士道物語を読みすぎて現実と小説の世界の境がわからなくなった気狂いのおじさん「ドン・キホーテ・ラ・マンチャ」が、これまたちょっと頭の弱い(けど完全に狂ってまではない)従士「サンチョ・パンサ」を引き連れて、冒険の旅に出る、という物語です。
有名な風車に立ち向かうシーンは結構最初のほうに出てきまして、あっという間に羽根車に当たって砕けて終わりです。
そのあともなんだかんだとハプニングに遭遇しますが、護送中の囚人を開放したり、隣町に移動中の床屋を襲ったりと、本人の頭の中では正しい行為ですが実際には迷惑をかけてばかり、といったドタバタ劇を展開します。
そしてほぼ毎回、相手にボコボコにされるという始末・・。
挿絵もドタバタ・・ |
3巻では、出身の村から来た司祭とその一行にうまいこと話をあわされつつ、村に戻ってきたところで終了します。
読みやすさという意味では、比較的読みやすいと思います。内容もドタバタコメディ的な感じですし、翻訳も自然です。騎士(と思いこんでいる)ドン・キホーテのセリフなんて、日本の歴史小説であるような武士っぽい言い回しになっていて、私にはしっくりきます。
まだ前編しか読み終わっていないので、後編がどのような展開になるのか楽しみです。
読み終わるまでには、あと2~3週間かかるかな。
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