ワイヤーのエンド処理には通常エンドキャップというものを使いますが、熱収縮チューブが便利なので紹介します。
はい、これが一般的にみられるワイヤーエンドの処理方法です。エンドキャップと言われる金属のキャップを取り付けて、プライヤー等でつぶして外れないようにします。
エンドキャップがついている状態 |
キャップが外れないようにがっちりと取り付けていると、ワイヤー交換時にキャップが外れないので、その部分をカットする必要があります。ちょっとめんどくさい。
でも取り付けが甘いと気づかないうちに外れてて、ワイヤーがほつれていることもあります。そのままでもいいと言えばいいのですが、美しい物でもないし、ワイヤー交換時にほつれた部分をカットしないと抜けないこともあるので、これまた面倒。
というわけでなんとかならないものかと思っていたら、よい方法がありました。
熱収縮チューブという代物を使う方法です。
熱収縮チューブ。これだけ見ても??ですよね・・。 |
まずワイヤーを取り付けたら、熱収縮チューブを必要な長さにカットします。だいたい1cmくらい。
で、ワイヤーに通したらライターで軽くあぶります。やりすぎると燃えるのでご注意を。チューブが縮んだら終わりです。
取り付けた状態。見た目もすっきり。 |
そして外したいときは手で引っ張ればとれます。取れない場合はカッター等でチューブだけカットすればOK。
これならワイヤーを外して一度状態をチェックして、まだ使えそうだと思ったら再利用できます。ワイヤー先端を切る必要がないので、何度やっても同じ長さを保つことができます。
この熱収縮チューブ、内径が2mm程度のものであれば、ブレーキワイヤー、シフトワイヤーどちらでも使えます。
ホームセンターや車関係のお店に置いてあることがありますが、適切なサイズのものがなかなかありません。
私は結局モノタロウの個人向け通販で購入しました。5mで400円弱だったと思います。スミチューブAの1.5x0.2という品番です。内径が2.1mm。収縮時に0.8mmまで縮みます。
スミチューブA 1.5x0.2 |
5mもあるので、一回で1cm使ったとしても500個とれます。もうエンドキャップを買うことはないでしょう。
というわけで、今回は自転車メンテナンスのちょっとした工夫をお伝えしました!
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