本腰をあげる、とまではいかなくても、それなりに注力するようですね。
日経新聞:パナソニック、自転車売上高を3倍1000億円に 10年後めど
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パナソニックは自転車事業を拡大する。子会社のパナソニックサイクルテックの社長に4月に就いた片山栄一氏が9日、「5~10年後をメドに売上高を2015年度に比べ3倍強の1000億円規模に引き上げたい」と語った。主力の電動アシスト自転車に加え、高価格帯のスポーツ用の開発を進める。
記事によると、現在の売上高が288億円。その大半が電動アシスト自転車で、国内市場だけでも年7%の増収が可能とのこと。
そういえば別の記事で、50ccの原付は今後生産ができなくなる、とありました。排ガス規制に対応しきれないそうです。
今後は電動スクーターにとって代わっていくのかもしれませんが、電動アシスト自転車にとっても原付バイクのマーケットから流れてくる可能性がありそうです。
また国内はもとより、海外での展開も視野に入れているのでしょう。海外では近年、一般車に加えてスポーツ車でもe-bikeと呼ばれる電動アシスト自転車が増えています。
こう考えると、国内外でもマーケット拡大の可能性は十分にありそうですね。
パナソニックといえば、やはり電動アシスト用のモーターや電池をグループ内調達できるのが強みでしょう。これは記事にも書かれていました。
逆に弱みと言えば、一般自転車としてのブランド認知が低いこと。やっぱりパナソニックと言えば家電品を思い起こしますからね。自転車とのつながりが薄い。
競合はやはりブリヂストンやヤマハでしょうか。
しかし自転車に詳しい人ならご存知かと思いますが、パナソニックは長年自転車を作っています。スポーツ用としてはあまり元気がなさそうですが、パナソニックのフレームオーダー、カスタムオーダーはずっとやってますよね。
パナソニックのカスタムオーダー (パナソニックサイクルテックより引用) |
それに、自転車用タイヤ・チューブとしてのPanaracerブランドは国内外での認知度もそれなりにあります。
ただ、Panaracerはパナレーサー株式会社の商品です。パナソニックサイクルテックとは違う会社になります。
というわけで、私としては、パナソニックサイクルテックはパナレーサーと一つの会社にして、高価格帯のスポーツ用自転車はPanaracerブランドで国内外で展開し、一般車の電動アシスト車は、できればパナソニックとは違う何か新しいブランド名(Pana-sistとか?)で展開してみたらどうかな~、なんて妄想してしまいました。
まあなんにせよ、自転車業界がもっと活性化してくれると、自転車乗りとしては嬉しいですね!
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