マウンテンバイク(MTB)、自転車ツーリング、アウトドアを楽しむ男の雑記ブログ。たまにお金の話もします。

2017年5月17日

外食はより贅沢な行為になるかもしれない

先日外食する機会があったのですが、そのレストランは明らかにホールスタッフの人数が足りていませんでした。
外食産業の人手不足がニュースに取り上げられたりしていますが、本当なんですね~。

 「たまには外で夕食でも食べるか」ということで、近所のお店に6時前に行ったのですが、なんと行列。特に人気店というわけでもないんですけどね。
30分以上待って、やっと中に入れたと思ったら、なんと空席が目立つじゃないですか。
隣の席も空いているのですが、前の人が使い終わった状態でずっと放置されています。

こんなに人がいればいいんでしょうけどね・・。
これはお店のサイズに対してホールスタッフが明らかに足りていない状況です。待っているお客さんの中には、しびれを切らしてキャンセルするグループもいました。

明らかな機会損失を目の前にして、焦っているのは店長一人。ほかのスタッフは諦めているのか、店長に比べて明らかに緩慢な動きです。なんだか店長がかわいそうになってしまいました・・。

世間では外食産業の人手不足が声高に叫ばれていますが、ほんとうにそうなんですね。


さて、ここでちょっと考えてみました。これからの外食産業はどうなるのか?

一つは徹底的に合理化・効率化していく方向でしょうか。席への案内や注文は全て機械まかせ。調理も限りなく出来合いのものを温める程度にし、極力人の手間をかけない。もちろん会計も機械任せでカード払いのみ。そのかわりリーズナブルな値段で食べられます。

変なホテル」というほとんどロボットが対応するホテルがありますが、あれのレストラン版と言ったところでしょうか。

 もう一つは、ちゃんと人間が対応してくれるお店。個々人の要望を聞き入れて柔軟な対応をしてくれます。ただし値段は高いし基本的に予約制。現在の高級レストランですね。


資金力のあるチェーン店等の大規模レストランは前者の方向に流れていくんですかね。
それに対して個人経営や小規模なレストランは後者でしょうか。ただ後者に行く場合、それなりの質が求められますから、相応の努力も必要になってきます。

いずれにせよ、現在のように外食店にたくさんの選択肢があり、どこに行ってもそれなりの品質とサービスが期待できるという状況は、もう限界なんじゃないかと思います。

客側も何を期待するのかはっきりさせて、なんでもかんでもお店に求めないほうがよさそうです。
前者ならサービスを諦め、後者なら安さは求めない。

もし私が家族や友人と外食をするなら、後者を選びたいですね。ただし安くはないので、行く頻度は減るでしょう。
外食という行為はより贅沢な行為になるかもしれません。





Share:

0 コメント:

コメントを投稿

ラベル

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
一人で行動することが多い40代男性です。マウンテンバイクが一番の趣味。でもスキルは万年初中級・・。ほかにもツーリング用自転車も所有しています。

Featured Post

サイクルトレインも「ネットワーク化」が必要。

「サイクルトレイン」をご存知でしょうか? サイクルトレインとは、一部の鉄道会社が実施している、自転車をそのまま電車内に持ち込めるサービスです。 通年で利用できるところもあれば、曜日や季節限定のサービスだったりします。 また、「実証実験」としているところもあり、あまり一般的...