コンスタンティノープルの陥落 |
年明けから古典小説を読んできたのですが、そろそろ飽きてきたので気分転換で、別のタイプの本を読もう、ということで、この本を選びました。
コンスタンティノープル、今はイスタンブールという都市名になっていますが、かつては東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の中心でした。
しかし次第に衰え、東から勢力を伸ばしてきたオスマン・トルコに脅かされるようになります。
そして1453年5月29日、ついにオスマントルコによって征服されます。
この本では、コンスタンティノープルという都市が陥落する様子がスリリングに描かれていますが、多くの登場人物が置かれた状況、政治と宗教の折り合い、軍隊の特徴など、とても多面的に楽しめる本でした。
さて、そのトルコですが、私が今最も行って見たい国の一つです。イスタンブールで東洋と西洋の交わった文化を見てみたいし、世界遺産カッパドキアにも行ってみたい。
しかしなんだかきな臭い状況なんですよね〜。
イスラム国によるテロも起こってますし、最近は政治と宗教がより緊密に結びつきつつあります。またちょっと前に大統領の権限が強化されることになり、メディアでは「独裁化」という表現が使われています。どこまで独裁的になるのかはわかりませんが・・。
もっと若い頃に行っておけばよかった・・。
さてさて、話は戻って塩野七生氏の作品ですが、有名なのは「ローマ人の物語」でしょうか。以前少し読んだことがあるのですが、完全読破までには至っておりません。
この「ローマ人の物語」は図書館で借りて済ますには長すぎるし、話の流れを理解するためにも手元に本を残しておいたほうがよいので、近いうちに全巻大人買いしようと思っています。
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