マウンテンバイク(MTB)、自転車ツーリング、アウトドアを楽しむ男の雑記ブログ。たまにお金の話もします。

2017年5月29日

証券口座のマイナンバー提出に消極的

日経新聞の記事によると、証券口座を持つ人のマイナンバー提出が遅々として進んでいないそうです。

そりゃそうですよね・・。

マイナンバー、証券顧客の乱 「資産把握に?」提出拒む
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 金融機関が顧客のマイナンバー(税と社会保障の共通番号)集めに焦燥感を募らせている。証券口座では2018年中に提出が義務付けられ、銀行口座も18年から任意で提出を求められるが、試金石と目される少額投資非課税制度(NISA)口座では野村証券で5割、大和証券は2割しか集まっていない。資産状況を税務当局などに把握されると考え提出を拒む顧客が想定以上に多いからだ。公平な税務を目指すマイナンバー制度が「貯蓄から投資」の流れに水を差しかねない事態となっている。

マイナンバーが集まらない理由に「資産状況を税務当局などに把握されると考え提出を拒む顧客が想定以上に多いからだ。」とありますが、それは誤解だそうです。

記事によると、マイナンバーを登録しても口座残高などを把握されるわけではないとのこと。また銀行口座の場合でも、残高や課税所得を把握されるわけではなく、もし税金の申告漏れの疑いがある際に税務署が調査する場合は、口座照会などは今でもできるとのことです。

へー、それは知らなかった。でもそうなると新たな疑問が・・。「じゃあなぜマイナンバーの登録が必要なの??」


多分ほとんどの人は、税務署から口座を調べられても実際には困らない人ばかりでしょう。わたしだって口座は特定口座なので、証券取引にかかる税金は自動的に引かれています。

でもマイナンバーを提出するのは、なんだか拒否感があります。マイナンバーから紐づけられていろいろ調べられる可能性が否定できないとなると、やましいことがなくてもそれに積極的に加担したくはありません。

昨今話題の共謀罪と関連づけて考えて良いのかどうかわかりませんが、マイナンバーを手掛かりに、あらゆる個人情報が筒抜けになってしまうような気がします。そしてそれを利用するのはなにも犯罪集団だけではなく、実は国家機関が最も安易に利用してしまうのではないか、という気がしないでもありません。「あいつなんかあやしい」というあやふやな疑いだけでお金の出入りを徹底的に調べ上げられそうな気がします。

実際に今のところ、マイナンバーをひたすら求められるのはお金がらみのことが多いです。会社にはマイナンバー提出が必要なので、勤め先や収入もわかりますし、確定申告にも求められます。今は証券口座に求められています。銀行口座への義務づけはまだ決まっていませんが、2021年以降に義務化を再検討するとのことです。

そんな状態で「マイナンバー提出しても口座残高が把握されるわけではない」と言われてもね〜・・。全然信用できない。

そんなに集まっていないのなら、今後ぎりぎりまでマイナンバー提出を拒み続けるのもありなのかもしれません。失敗したら提出義務が撤回されたり期限が延期されるかもね〜。




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