いきなりなんだ？と思われるかもしれませんね。
ここ最近見聞きした記事から、ふとこんなことを思いつきました。
少し詳しく書いてみたいと思います。
まずはここ最近で気になったニュース
統計で「消えた」外国人宿泊客 ここにいた！
2016年の統計によると、訪日外国人の数は22%増だったのに対し、宿泊者数は8.5%増だったとのこと。この差は一体何？と調べてみたところ、民泊のほか、宿代わりに夜行バス、車中泊、空港の仮眠スペース、さらには24時間営業のサウナ等を利用しているとのこと。
できるだけ滞在費を安く上げたい人も多いでしょうしね。
How Bike Touring Saved This Small Town
少し古い話ですが、自転車旅行者がいつも通り過ぎる小さな町がアメリカのモンタナ州にあったそうです。
そこに旅行者の意見をもとにシャワーやシンクなどの設備を揃えたキャンプサイトを作ったら、多くの旅行者がその町に泊まるようになったとのこと。
そのおかげで、町のレストランやコインランドリーも繁盛するなど、副次的効果も見られたそうです。
記事としてはこのくらいでしょうかね。
あとは見聞きして知っている事象として、
自転車業界ではバイクパッキングなるものが流行っています。
これは自転車に軽量のキャンプ道具を装備して、自転車でキャンプにでかける遊びです。
これまで自転車でキャンプというとパニアバッグという左右振り分けバッグがほとんどですが、バイクパッキングではフレームに直接バッグを取り付けるので、自転車の選択肢が広がります。
 |
| バイクパッキングの図 |
長期旅行しているライダーやサイクリストは道の駅で野宿しているようです。
道の駅での宿泊行為はかなりグレーな行為。明確に禁止している所もあれば、OKなところもあり、まちまちです。
営業の邪魔にならないように、営業時間後に建物の裏などで夜を明かす人が多いようです。
総じて言うと、日本には長期旅行者向けの安宿が少ないんですよね。例えばアメリカにはユースホステルやゲストハウスが多々あり、敷地内でキャンプができることもあります。私も若いころお世話になりました。
ヨーロッパにはサイクリングロード沿いにキャンプ場がある国もあるそうです。
 |
| ドイツのキャンプ場 |
しかし日本にそういった施設はまだまだ少ないようです。例外なのは北海道くらいでしょうか？
これでは日本国内を旅してまわる人にとって不便です。
なんて思っていたところ、こんな記事が目に入りました。
都市公園法が改正されるそうです。
都市公園の再整備に民間活力 カフェなどの収益施設を20年間設置可能に
ざっくり言うと、もっと公園を使おうぜ！ということです。都市公園法が改正になることで、民間企業がカフェを公園内に設置したり、保育園なども作れるようになります。それだけ今の公園には活用の余地があるということでしょう。
(ボール遊びも自転車の練習も禁止にしておいて、賑わいを追い出したくせに・・。)
ここでワタクシ、はたと思いました。「都市近郊の公園に小規模なキャンプ場があるといいんじゃない？」と。
もちろん小さな児童公園などではなく、ある程度の広さを持つ公園が対象です。
国土交通省の定義からすると、都市基幹公園や大規模公園、国営公園などでしょうか。
これまでのキャンプ場は海沿いや山の中にあり、自然に親しむのが目的。でも都市公園にあるキャンプ場は簡易宿泊場所という位置づけです。
大規模なものではなく、2～3人用のテントが10張り程度設営できればそれでOK。設備もトイレと水場くらいで、あとは平地だけ。
管理はシルバー人材センターにお願いしてはいかがでしょう？常駐の必要はなく、朝と夕方に掃除、見回りするくらいのゆるい感じで。
予約や決済はスマホアプリで済ませましょう。キャンプエリアの出入り口をスマホで開錠できるようなゲートにすれば、無断利用も減らせそうです。
これが全国の都市公園に整備されれば、海外からのバックパッカーはもっと気楽に日本全国を旅ができそうです。道の駅でこっそり宿泊していた人も、堂々とキャンプができます。
場所によっては周辺地域の経済波及効果も期待できそうです。
重要なのはキャンプエリアをあまり大きくせず、ソロや少人数のキャンパーを主体にすること。大人数のキャンパーで占拠されると、夜中に騒ぐ可能性が高いですから。
それから連泊を制限すること。長くてもせいぜい3泊とか？住所不定の人達のたまり場になっても困りますからね。
どうでしょう。積極的に推進してくれる自治体がでてこないですかね～？
0 コメント:
コメントを投稿