安さと気軽さで自転車の代表格になっていますが、どうやら世の中は少しずつ変わりつつあるようです。
日経新聞の記事によると、大手自転車販売店のあさひでは、スポーツ車の品ぞろえを増やすそうです。
ママチャリの売り上げは前年比2%減に対し、スポーツ車は15%増。今の品ぞろえは世間のニーズに合っていないと判断し、品ぞろえの方向転換を決めたとのこと。
また、関西ではサイクリングロードの整備を進め、観光客、特に外国人観光客の誘致を狙っているとのことです。
日経新聞「スポーツ自転車追い風に乗れ あさひ、全店の売り場転換」
スポーツとしてサイクリングを楽しむ人が増え、関西の企業・自治体が対応を急いでいる。自転車販売店最大手のあさひは2021年春までにほぼ全店で売り場の半分をスポーツ車に充てるなど品ぞろえの大幅な転換に踏み切る。関西の自治体はインバウンド(訪日外国人)客誘致にもつながるとして自転車道などの環境整備を進める。
なるほど~、それは知らなかったですね。最近はママチャリよりもスポーツ車を選ぶ人が増えているということですかね~。
スポーツ車と言ってもどこまでを指すのかわかりませんが、おそらくクロスバイクあたりかな?
個人的にはこの流れは好ましく思います。普段乗るにはクロスバイクで充分ですし、それでもママチャリに比べれば格段に移動効率が上がりますから、自転車の持つポテンシャルに気づく人が増えるんじゃないかと。
そこから趣味の領域に踏み込む人もいるとは思いますが、私としてはより多くの一般の人が自転車の有用性に気付いてもらえることに興味があります。
より多くの人が自転車に乗ることを選べば、社会全体として環境負荷の軽減や交通体系の効率化、また個々人の健康増進などに役立つでしょう。
またサイクリングロードの拡充ももちろん賛成なのですが、今後スポーツ自転車が増えるのであれば、歩行者との分離も考える必要があるでしょう。
今はサイクリングロードとはいえ「歩行者優先」となっています。
(だったらサイクリングロードという名前にするなよ、と常々思うのですが・・。)
しかしスポーツ車が増えて自転車の速度が全体的に上がってくるのであれば、これまでのようにサイクリングロード上に歩行者と自転車が混在するのは危険性が増しそうです。
これまでのように「歩行者の延長」ではなく、「車両の一形態」としてとらえなければいけない時期に来ていると言えます。
すでに海外、特に自転車先進国のヨーロッパの国々では自転車と歩行者は分離されています。ぜひとも日本にも取り入れてほしいと思います。
それにしても日経新聞は自転車がらみの記事が比較的多いように思えます。新しい法律が施行されたこともあるとは思いますが、自転車好きな人が中にいるんですかね?
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