チャリプール |
しっかりとした盗難対策が施され、通勤にスポーツ自転車を使いたい人に人気なんだとか。
ユーザー視点ではありがたいことこの上ないサービスなんですが、運営者側に立って考えると、ちょっと心もとないビジネスだな~、と思ってしまいました。
高級自転車の盗難防げ 都市部に専用駐輪場続々
1台10万円を超える高級スポーツ自転車の流行を受け、都市圏で専用駐輪場の設置が広がっている。高価なものほど軽量で、盗難の被害に遭いやすいスポーツ自転車。通勤で利用する「ツーキニスト」が増加する中、セキュリティー万全の駐輪場が注目を集めている。(伊藤大介)
JR三ノ宮駅東口改札から北東へ300メートル。高架下に昨年4月、神戸市内初の会員制駐輪場「チャリプール」(中央区琴ノ緒町3)がオープンした。月額3千円で、利用者は携帯電話の専用アプリで解錠し、24時間利用できる。ずらりと並ぶ鉄製スタンドに自転車を立て掛け、仕事や学校に向かう。
神戸新聞で紹介されている「チャリプール」では、現在月額3千円。本来は月額6千円ですが、今は3千円で入会者を募っているそうです。3千円と言えば、普通の駐輪場でも月極だとそれくらいの金額。セキュリティを考えれば6千円でもお安めと言っても良さそうです。
記事によると現在の会員数は40名ほど。ということは3千円×40人で、月額収入が12万円。
え、少なくないですか・・?なんだか地代だけで消えてしまいそうな感覚です。
JR三ノ宮駅から約300m離れた高架下にあるそうです。神戸の土地勘がないのでよくわからないのですが、300mも離れればそれなりに家賃も下がるのかな・・?
もしくは鉄道会社の好意でかなり安めに賃料が設定されているとか?
他の設備投資はそれほどかからなそうです。
駐輪のためのスタンドや空気入れ、監視カメラなど。初期投資だけクリアしてしまえば、維持費はそれほどでもないでしょうね。また基本的に無人なので、人件費も最低限で済みそうです。
あとは月千円の個人ロッカーがあるので、これで少しは収入の足しになるとは思います。
仮に50台のキャパシティとして、月6千円だと月額収入が30万円。同じ規模の駐輪スペースが複数箇所あれば、事業として成り立ちそうです。でも月3千円だと15万円。かなり厳しそう・・。
こういう高級自転車を対象とした駐輪場ビジネスは、なかなか広がりを見せていません。
私も過去に妄想レベルで考えてみたことがあるのですが、通勤ニーズで考えればどうしても駅前の一等地じゃないとお客さんが集まらない。となると場所代がそれなりにかかります。
さらに厳重なセキュリティ設備等も考えると、利用料をかなり高くしないと採算が取れなさそうなんですよね・・。
運よく放置されている一等地があれば良いのですが、都会になればなるほど放置されているわけがない・・。
というわけで、いらぬお世話であることは重々承知しているのですが、「本当にこの先やっていけるんだろうか・・?」と心配になった次第でございます。
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