引用:Sacred Rides |
今回はSingletracks.comの記事「Get Paid to Ride: The Uber Model Comes to Mountain Biking」をベースにした内容となっています。
記事では現在カナダを拠点としているマウンテンバイクのガイドツアー会社、Sacred Ridesが将来の発展の方向性を語っています。
現在Sacred Rideが行っているガイドツアーは5日から14日間のツアーを開催し、費用も1,000ドルから3,500ドルほどかかるそうです。
引用:Sacred Rides |
しかし創業者のマイクは、もっと小さな市場を逃していると感じているそうです。つまり1日や2日の日程で、それほどメジャーではない場所でもツアーを組めるのではないか、と。
そこでいろいろリサーチした結果、すべて自前でそろえるのではなく、UberやAirBnBのようにシェアサービスを提供するプラットフォームを構築したほうが理にかなっているとの認識に至りました。
まだ構想段階ですが、以下のような仕組みを考えているそうです。
- ローカルのMTBライダーがガイドとしてツアープランを作成し、Sacred Ride社のサイトに掲載します。そのサイトではツアー紹介や申し込み、支払い等の機能が提供されます。
- Sacred Ride社は月々のサイト使用料をガイドから徴収します。
- 申し込みがあればそのガイドがツアーを実施。ツアー代はガイドに100%支払われます。支払い方法は現金ではなくPaypalのような仕組みを使います。
- MTBは基本的にユーザー持ち込み。もちろんガイドが準備してもOKです。
- ガイドはSacred Rideのメンバーとしてふるまうことを要求されます。ユーザーによるレビューによって、評判が悪いガイドは登録から削除されることもあります。
もちろんまだ検討中の項目も多々あり、ライダーだけではなくガイドとしての資格やスキル、保険、各ガイドの使用エリア重複などが挙げられています。
引用:Sacred Rides |
なるほど~、うまいこと考えますね。
これってあれですね、日本でいう「asoview」のMTB版に近いものがありますね。
asoviewは遊び関連ツアーの紹介・仲介サイト的な要素ですが、それとかなり近いように感じます。
ただSacred Rides社の場合はMTBに特化し、自分たちのポリシーにあうツアーをローカルガイドに作ってもらうという形になっていて、Sacred Ridesブランドを全面に出したいようです。
MTBは危険性を伴う遊びでもあるので、Sacred Rides社が一定の品質を保ちたいのはわかりますし、そのほうがユーザーも安心です。
Sacred Rides社が独自のガイド資格を作ってもよさそうですね。
MTBに乗るのがうまいからと言ってガイドになれるわけではありませんが、もしこのサービスが日本でも展開されたら、MTBガイドという仕事が少しは身近に感じられるかもしれません。
ローカルトレイルマスターの皆さん、チャンスです!今のうちにガイドのスキルと英語を勉強しておきましょう。 MTBガイドでひと稼ぎ!インバウンド需要ですよ!(笑)
最大の懸念であるトレイルの使用許諾は、地方に観光客を呼び込む策として行政に提案しましょう。
・・、いかんいかん、ちょっと妄想が膨らみすぎました・・。
でもほんとに、現時点でガイド業をやっている人にとっては海外客を取り込むチャンスなのでは?
逆にユーザーとしても楽しみですね。世界中のローカルトレイルへのアクセスが飛躍的に簡単になるかもしれません。有名どころでかなりのお金をかけて楽しむだけではなく、地元の人しか知らないトレイルをもっと気軽に走れるようになりそうです。
このサービス、まだ構想段階ですが実現することを切に願います!
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