なかなか意欲的な製品になっているようですが、思うところを書いてみたいと思います。
先日記事にしましたが、Panasonicは自転車事業に力を入れていくそうです。特に電動アシスト自転車とスポーツ用途の分野にはまだまだ開拓余地があるのだとか。
Panasonicが自転車事業に注力?
今回発表された新しい自転車はPanasonic XM1。電動アシスト付きMTBです。
海外ではe-bikeとして、特にヨーロッパでは人気のある分野ですね。日本ではまだまだこれからなところ。
では、スペックを見てみましょうか。スペック情報はこちらに記載されています。その中から気になった点をいくつか挙げてみたいと思います。
まずは重量。総重量21.8kg。電動なんでしょうがないですけれど、これは重い。押し担ぎのある山サイには使えそうにありません。まあ想定してないでしょうけど・・。
ハンドル幅が530mm。これはかなり短いですね。一昔前のクロカン用といった印象です。今の主流は700mm前後。
Fサスのトラベルが100mm。これも比較的短いほうです。ダメではないけれど、車重も考えると、もう少し長めにしても良さそうな気がします。
コンポーネントはシマノSLXを使っているようです。結構本格的ですね。
電動の部分は置いておいて、スペック的にMTBとしては中途半端。 これをどう使えばいいのか考えてみました。
まずトレイルライドは無理そう。そのままだとハンドル幅もFサスも心もとないし、そもそも電動アシストがどう挙動するのかわからない。上りで段差を超えるときに、下手にペダルに力をかけると思わぬアシストでフロントが浮き上がってしまうような気がします。その辺ってどうなんですかね?
当然クローズドコースのダウンヒルもNG。これは言うまでもないし、そもそも想定していないでしょうね。
一番しっくりくるのは比較的フラットなダートのクロカン用途かな~。イメージビデオでもそんな感じの扱いかたを見せていますね。
そんなことを考えているうちにふと思ったのですが、XM1の場合はあまりマウンテンバイクであることを強調しないほうが良い気がします。
むしろ、自動車でいうSUVのジャンルに近いのかな、と。
バリバリのオフロードは無理だけど、ちょっとした不整地くらいなら走れますよ。舗装路も快適ですよ、という位置づけにしたほうが、XM1のメリットがわかりやすいように思います。
であれば、MTBではなくグラベルロードのデザインで作っても良かったんじゃないかな~・・。
そうすればFサスをなくしたりしてコストダウンや軽量化もできますしね。
次回作はぜひグラベルロードで検討してみてはいかがでしょう??
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