マウンテンバイク(MTB)、自転車ツーリング、アウトドアを楽しむ男の雑記ブログ。たまにお金の話もします。

2017年7月12日

オレゴン州、自転車に課税(ほぼ)決定

Bicycling.comの記事によると、アメリカのオレゴン州で自転車への課税が(ほぼ)決定したそうです。
自転車に課税するのは全米で唯一の州になります。
課税対象は26インチ以上の自転車。課税額はUS$15とのこと。
これからオレゴン州の動向が注目されるかもしれません。
前回の記事にも書きましたが、オレゴン州は税制改革の一環で自転車にも課税を検討していました。

オレゴン州で自転車購入税の導入を検討中だそうです。

その際は$500以上の自転車(子供車は除く)に対して数%の課税、という案だったのですが、結果的には%ではなく一律15ドルということになりました。また26インチ以上ということで、実質的に子供車は除外されています。

またこの税収については、他の税収とは別に管理され、自転車レーンの維持整備など、主に自転車に関連したプロジェクトに向けられる、とのことです。

これって、他の州に行って買う場合とか、ネット通販でオレゴン州以外の事業者から買う場合はどうなるんでしょうね?
あと、パーツは課税されないでしょうから、自分で組み立てる人は払わないでしょうね。
そのうちサドルのない自転車が「パーツ」として売られて、サドルだけ自分で取り付けるような抜け道ができるかも・・。

そのあたりがやや心配ではありますが、とにかくオレゴン州は自転車関連の設備投資に必要なお金は自転車から(も)徴収することにしたようです。


これはあれですね、アメリカでも他の州が追随するかもしれませんし、場合によっては日本でも検討されるかもしれません。

日本では、自転車は車両ということになっています。車両なので道路を走れ、と。
しかし自転車が自動車と同じ場所を走れというのもやや無理な話。自転車レーンが未整備な個所も多く、現実的には状況にあわせて歩道と車道を行き来していたりします。

では今後増えるであろう自転車向けの道路整備費を少しでも補うべく、自転車からも税金をとろう、という話になるかもしれません。少なくとも一度は検討する自治体が出てきそうです。

私としては、購入時に1000~2000円取られるくらいなら構いません。そう頻繁に買うものでもないし。
ただしその税金はしっかり自転車のために使うよう、使途の透明化は求めますけどね。
本腰入れて自転車の通行環境を改善しまっせ、と言うのなら、そのくらいは出しましょう。

なお、やめて欲しいのは自動車税のように毎年一定額を取られること。持ってるだけで税金取られるのは自動車でも自転車でも納得できない・・。


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