釣られたか・・？「有刺鉄線で大ケガ」は嘘ニュースだったかも・・。

前回の記事「これは酷い・・、トレイル上に仕掛けられた有刺鉄線で大ケガ」に関するアップデートです。

どうやらこの事件、嘘なんじゃないかという疑惑が出ているようです。
これは私も釣られてしまったか・・？

Singletracks.comの記事によると、被害者はGoFundMeというクラウドファンディングサイトで寄付を募っているとのこと。
理由はなくなってしまったSpecialized FSR Stumpjumper を買い直すためなのですが、この金額がUS$8,000。
しかし乗っていたモデルが２００８年モデルだったので、現在の価値としてはそんなに高いはずないだろう、という疑問が出たわけです。
そもそもそんなに高いモデルもないんじゃないか、という話でもあり・・。
（まあMTBは後でお金もかけられますから、吊るしのままとも限らないんですけどね。）

それ以外にもローカルライダーから様々な疑問が出てきました。

• けっこうマウンテンバイカーが多いトレイルだけど、彼以外は誰も被害にあってないよ？
• 被害にあった後、歩いてトレイルから出たらしいけど、誰もそれらしき人を見てないよ？
• 時間をかけてワイヤーを取り除いたらしいけど、捨てたの？しかもそんなことしたのに自転車は置いてったの？
• あれれ、その日って駐車場閉まってなかったっけ？

などなど・・。

また、Stravaの走行記録によると、被害にあったとされる７月５日の午後７時から９時の間には、少なくとも７人のマウンテンバイカーがそのトレイルを走っているとのこと。しかし「被害者」以外からはそんな有刺鉄線を見たという報告がないそうです。

ほかにも、どうやらこの「被害者」は以前にも怪しげなプロジェクトをGoFundMeに出していた過去があるらしく・・、なんだか眉唾的な感じになってきました。

現在カナダ警察も事の真偽を確かめるべく、トレイル利用者の証言を集めているようです。


うーん、ひょっとしたら私も嘘ニュースに釣られてしまったかな・・？
初めの記事には警察へのリンクもあったので、これは実際にあったんだな、と思っちゃったんですが、だまされた可能性が高いです。

まだ嘘かどうかは明確になっていないようですが、安易に要約して記事にしなければ良かった・・。
続報が出てくるようであれば、またお知らせします・・。