自転車が問題ではなく、単に置く場所が問題なだけ。

NHKのウェブニュースを見ていたら、こんな記事がありました。

自転車ブーム 鉄道への持ち込みは迷惑？

NHKの記事より引用

いやいや、問題は自転車かどうかではないでしょ？


事の発端となったのはある人のTwitterへの書き込み。新幹線の通路に自転車（輪行袋入り）が置かれていて、邪魔だと。

はい、通路に置かれていたら邪魔ですよね～。迷惑な話です。非常識なやつもいるもんだ、と、これだけで終わる話だと思います。
ところがなぜかNHKの記事では、「自転車を持ち込んでよいのか？」という話になっていて、輪行のルールや注意事項について記載しています。

いやいや、注意すべきはそこじゃないでしょう。問題は「通路に置かれていた」ことであって、輪行自体は何も問題ないでしょう。
もしこの荷物が「大型スーツケース」や「コントラバス」だったら、これらの持ち込み方をわざわざ記事にするんですかね？

記事には「そもそも自転車を持ち込んでいいのか」という書き込みがあったことにも触れられているので、それに対する説明として記事にしたのかもしれません。
でもね、それなら「輪行」についてさらっと説明すれば良いだけじゃないですかね？記事全体を読む限り、「持ち込みは許されているけどすっげー迷惑だから」という意識が垣間見られる気がします。（斜に構えすぎですかね？）

こういった記事が自転車への風当たりを強くするんじゃないかと、ちょっと心配になります。
自転車に限らず迷惑な話はいろいろあるとは思いますが、問題点を取り違えると、誤った非難や規制に動いてしまうこともあります。
まじめさが売りのNHKなんだから、論点をすり替えずにまっとうな記事を書きましょうよ・・。