ロサンゼルス市で、道路の整備不良により大けがをした男性が650万ドル(約7億円)で和解したそうです。すごい額だ・・。
Bicycling.comより引用 |
Bicycling.comの記事によると、2015年5月にロサンゼルスを自転車で走っていたPeter Godefroyさんは、道路のくぼみにはまって転倒し、複数個所の骨折と頭部損傷の大けがを負ったそうです。一時は障害が一生残ると思われた模様。
Peterさんは道路管理責任者である市を訴え、最終的に650万ドル(約7億円)で合意に至ったとのこと。
もちろん大けがを負ったのはつらいですが、7億円とはすごいですね。
これって、もしかしたら日本のサイクリストももっと行政を訴えてもいいかも知れませんね。
日本には自転車の走行を考慮していない道路がたくさんありますし、新しく作られた自転車走行帯でも「これってどうなの?」と思われるところがあります。
十分な幅がないのに対面通行になっていたり、クルマやバイクの侵入を制限するポールがハンドルに当たりやすい高さだったり・・。
そういった道路や設置物が原因でけがを負った場合などは、行政を訴えるという積極的な行為が必要なのかもしれません。
これはもちろん個人の損害賠償という意味もありますが、むしろ行政に対して自転車走行環境にもっと注意を向けるように促すことになるんじゃないかと思います。
そういえばフェラーリオーナーが訴えたケースが過去にありましたね。
朝日新聞「市道の段差でフェラーリに傷 伊丹市が56万円示談」車高の低いクルマでそんなところ走るなよ、とも思いましたけれど、車検を通っているなら文句のつけようがないか・・。
自転車に乗った少年が接触事故を起こして1億円近い賠償責任が親に生じたケースでは、自転車保険の重要さが認知され、結果的に自転車保険の普及につながりました。
同様に、自転車に対する道路不備で行政が訴えられれば、よりよい走行環境が促進されそうな気がします。
ま、もちろんそんな穏やかでない方法ではなく、自然に走行環境が改善されていけばいいんですけどね~。
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