どちらも自転車側が加害者で、まだ若い人たちです。これからの人生にとてつもない禍根を残してしまいましたね・・。
カナロコ 自転車スマホで女性死なす 川崎、容疑で大学生書類送検へ
川崎での死亡事故は悪質な運転が引き起こしています。自転車に乗っていた加害者はスマホ片手にイヤホン、もう片方の手には飲み物。いったいどうやってハンドルを握っていたのかわかりません。手を添えていた程度なのでしょうか?その状態だとブレーキを掛けられる状態だったとは思えないですね。とっさの状況に反応できるはずがありません。
もう一つは加害者が14歳。わき見運転が原因のようですが、詳しいことはわかりません。
河川敷なので暗くて被害者の存在に気付かなかったということもありそうです。
なんにせよ、ほんの一瞬の油断が不幸を招いたと言えそうです。
このブログを見てくれる人は多少なりとも自転車に興味がある人でしょうから、いまさら自転車保険や交通ルールの話はしなくてもよいかと思います。
しかし意外に考えられていないかもしれない、自転車乗りにとって重要な心がけを一つ挙げておきたいと思います。
それは、「止まる」ということ。
今更何を・・、と思われるかもしれませんが、あえて今、「止まる」ことを意識してみてはいかがでしょう。
私たち自転車乗りは、普段できるだけ止まらないことを考えて運転しています。それはストップ&ゴーが余計な体力を消費することをわかっているからです。せっかく得られた慣性を失いたくない。
しかし、「止まる」前提で運転していれば、不要なリスクを避けることができます。
見通しの悪い交差点、逆走する自転車、ながらスマホの歩行者など、道路には「ぶつけてくれ」と言わんばかりの場所や人が多く存在します。残念ながらオランダやデンマークなどのような自転車先進国にある整備された道路や高いマナー意識は日本にはまだほとんどありません。
それらから自分の身を守る、特に加害者にならないためには、「止まる」勇気が肝要かと。止まって状況を確認し、安全を確認したうえで走りだせば事故を未然に防ぐことができます。
止まることを意識して走れば、普段より少しばかり体力と時間を消費するかもしれませんが、安全に走ることによって人生を棒に振るような重大事故を起こすリスクをぐっと減らすことができます。
そう言えば25年位前でしょうか、私の祖父が言ってくれた「迷ったら一度立ち止まって周りをよく見なさい」という言葉を思い出します。
その時は私の進学に際してのアドバイスでしたが、これは人生どんな状況にも当てはまるようで、私の人生訓のような言葉になっています。もちろん交通安全にも当てはまりますね。
今回あえて当たり前のことを書いてみましたが、危ないかも、と思ったら一度「止まる」。ちょっと意識してみませんか?
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