残念ながらMTB関連ではありませんが、気になっている事をいくつか紹介します。
自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...
自転車大国オランダはアムステルダムで交差点の信号を消すという実験をした結果、お互いにアイコンタクトやジェスチャーで譲りあいが起こり、結果的に信号がある状態よりもスムーズな通行が可能になったそうです。
この実験結果に基づき、実験場所となった交差点では信号機が撤去され、他の場所にも撤去を拡大する方針とのこと。
これはうらやましいですね~。信号機がやたらと多い日本では、誰もいなくても赤信号で止まっているという滑稽な状況すらあるので、信号の削減は進めてほしいところです。
でもアムステルダムでの現象は「歩行者優先」のマナーが浸透しているからこそできたのではないか、とも思います。
と言いつつアムステルダムには行ったことがないので正確にはわかりませんが、聞くところによると、オランダを含めヨーロッパ先進国では歩行者優先が浸透しているそうです。アメリカもそうですね(アメリカは経験済み)。
例えば「クルマ優先。歩行者なんか知らん」が当たり前の国々などでは機能しないのではないかと思いますし、日本もまだまだクルマ優先社会なので機能するかどうかは疑問です。
あと、もし事故が起きた際の過失割合はどうやって判断するのか、気になるところですね。
別の話題をもう一つ。
クルマが自転車を追い越す場合、法律上では1.5mの間隔をとらなくてはいけませんが、あまり認知されていません。
そのため認知度向上の活動が各地で見られます。愛媛県では2年前から実施していますし、伊豆では今年から始めたそうです。
愛媛県 思いやり1.5m運動
伊豆 「思いやり1.5m運動」伊豆半島でスタート 自転車とクルマの安全な間隔をアピール
本当に1.5mも間隔をあけられれば良いのですが、クルマも運転する身としては1.5mはあまり現実的ではないな、と感じます。対向車線が空いていれば大きくはみ出して追い越しますが、そんな状況はむしろ稀。結果的には1m弱程度で抜くことが多々あります。
各地で行われている活動も、「可能な時は余裕のある間隔で抜いていってね」という程度にしかならないと思います。法律で定められているものの、現実的には譲り合いというか各個人の思いやりに依存せざるを得ないということでしょうか。
なお1.5mにこだわるのであれば、整備中の自転車専用通行帯や(紛らわしいと評判の)自転車ナビマーク・ナビラインも2mくらいの幅をもたせるべきではないかと思います。
これはナビマーク。 |
信号の話にせよ1.5mの話にせよ、結局は相手のことを思いやる余裕があって初めて可能なことなんだろうな、と感じる今日この頃です。
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