株式市場の大幅下落。これからどうなる？

2月に入って、株式市場は大幅な下落が続きました。アメリカ市場での下落をきっかけに日本市場も大幅下落。
私も「バブル崩壊か？」とやや焦る気持ちがあるものの、今の所これと言った行動は起こしていません。ただ昨年末に確定拠出年金のリバランスをやっておいたのはラッキーでしたね。
では今後はどうなるのでしょうか？

日経平均株価チャート。ヤフーファイナンスより引用。

「今後どうなるのか」という疑問に答えてしまうと、「未来は誰もわからない」ということになります。
今回の下落が一時的な調整で、好調な企業業績を背景にこれからまた上昇基調になるのか、またはこれをきっかけにさらに下がっていくのか、私にはわかりません。

ただ一つ今回の現象を見てわかったのは、今の株式市場はかなり「おっかなびっくり」な状況になっているな～、ということです。

アメリカ市場での大幅下落は、特にコレと明言できるほどのキッカケはなかったようです。アメリカの長期金利上昇リスクなどとも言われていますが、金利上昇はずっと前から言われてきたことで、急な変化ではありません。リーマンショックのような金融機関の破たんもなければ、ブレグジットのような環境変化もありませんでした。
それでもこれだけ下がるということは、今の状況がかなり上振れで不安定な状態なんだろう、ということです。
調整後に上がるとしても、不安の払しょくは難しいでしょうね。

「New York Dow」 ヤフーファイナンスより引用

特に日本市場はアメリカに引きずられます。過去の経験上、特に下方向へのインパクトが大きいように感じます。アメリカが下がれば同等かそれ以上に下がりますが、アメリカが上がっても日本が同程度に上がることは滅多にありません。
なので今後もし日本市場が回復するとしても、アメリカの回復よりかなり時間がかかるんじゃないかと思います。モタモタしている間にアメリカで再度の下げが来たら、日本は戻りきらないうちにまた急降下するのがオチなんじゃないかと。

ま、どうなるかわからないのではありますが、私の行動としては年初に立てた方針を変えるつもりはありません。
今年は新たな投資は慎重に。むしろ時期を分散して少しずつ投資回収を進めていきたいと思っています。おそらく来年半ばくらいまでそのスタンスです。

鼻炎薬のCMに高級車を使ったり、小学生の標準服がアルマーニになったりと、なんだか浮かれた雰囲気も出てきていますね。こういう時は慎重になっておいたほうが良いです・・。