黒人差別がテーマになっている映画と聞いていたので重い内容なのかと言えばそれほどでもなく、コミカルな部分もあったりして楽しく観ることができました。
1962年アメリカ。天才的な黒人ピアニストであるDr. シャーリー。彼はあえて黒人差別が根強く残るアメリカ南部へコンサートツアーに行きます。
そのために運転手として雇われたトニー。彼はやや粗暴な面があるのですが、ある意味修羅場を潜り抜ける手段でもあり、それがシャーリーを助けることにもなります。
Dr. シャーリーの強い精神力とトニーの単純さ。それらがうまく混ざり合い、なかなかの名コンビになっていきます。最後は落ち着くところに落ち着くのですが、あまり詳しく書くとネタバレになりますのでこの辺にしておきます。
それにしてもなんだか観ていて心が軽くなりました。やっぱり人生には多少の奔放さと言うか自由さがあってもいいよな、と感じた次第です。
話は変わって、国連が世界の幸福度ランキングを出したそうですが、日本は58位。健康寿命は高いのですが、他者への寛容さや社会的支援、社会的自由度がかなり低いそうです。
私も仕事で他国の人と接することが多いのですが、日本は圧倒的に自由度の低さや寛容度の低さを感じます。もっと他人を憚らずに好きなようにやってもいいはずです。
Dr. シャーリーは社会の不寛容・不平等と戦い、トニーは荒っぽいけど好きなようにやってましたよ。
自分ももっと自由にやらせてもらうかな、と思った次第です。
それにしてもお金払って映画を見るのに、なぜ延々とCMを見させられるのか・・。今回なんて最初の15分はずっとCMで、本当にうんざりしました。あの仕組みはやめて欲しいです。
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