2017年の読書方針として、「名前は知っているけど読んだことのない海外小説を読む」ことにしました。
学生時代に習ったけど、読んだことがない小説はたくさんあります。受験のために覚えたけれど、内容は全く知らないんですね。そういった本を読んでみようかと。
例えばスタンダールの「赤と黒」とか、セルバンテスの「ドンキホーテ」とか。
ドンキホーテなんて、アホな人の代名詞か、もしくは安売り店の名前として知っている人は多そうですが、実際に本を読んだことがある人ってどんだけいるんでしょうね?
記念すべき第一弾はユゴーの「レ・ミゼラブル」です。
ミュージカルや映画で有名ですが、私は観たことがありませんし、当然小説も読んだことがありません。いったいどんな内容なのやら・・。というわけで、さっそく図書館で借りて読み進めていきました。新潮文庫の小説で、全5巻。なかなかの分量です。
まずは神父さんの話ですね。この神父さんが主人公っぽいな。読み進めていきます。
・・いや、違うみたいです。
次、徒刑囚が出てきました。この人は?
・・はい、どうやら主人公のようです。
次に若い人たちが出てきました。これまでとは全く違う内容で話が展開されます。
あれ、神父さんは?徒刑囚は?
続いて、さっきの徒刑囚、名前を変えて再登場です。立派な経営者になってます。ガラス玉を作るのだとか。ガラス玉・・、その説明がまあ長いこと長いこと!
このあたりまで読み進めて、ようやくわかりました、どうやらこの小説、「やたらと脱線が多い!」ようです。本筋と関係なくはないのですが、そこまで詳しく説明しなくてもいいだろう、と思えるような記述がたくさん出てきます。
最初のころは「関係なさそうだけど後で関係してくるんだろうか?」と思いながら読み進めていましたが、途中から、「あ、これすっ飛ばしてもいいや」と判断。
数ページ読んで「完全に脱線だ」とわかったら、あとは本筋に戻るまでひたすらななめ読み。
例えば写真の第5巻にあるフランスの下水道に関する脱線は、なんと第2章をまるまる使い、26ページもあります・・。いや、下水道の話なんて、暗くてジメジメしてて臭くて迷路みたい、ということがわかればいいような気がするんですけど・・。
そんな感じで途中からななめ読み戦法を導入し、大幅に時間短縮をしました。まじめな読書家さんから
怒られそうですね。まあでも許してくださいませ。
レビューですが、私ごときが評価できません。気になる人はアマゾンレビューでものぞいてみてください。世界中で有名ですから、それは素晴らしいのでしょう。
といった感じで「レ・ミゼラブル」は読み終わりました。
何年か前に映画があったと思うけど、そのうち見てみようかな。
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